記事番号: 1-192
公開日 2021年04月01日
更新日 2026年09月11日
浄化槽は、微生物の働きによって汚水を処理する設備です。
浄化槽を正常に機能させ、きれいな水を放流するためには、定期的な保守点検が必要です。
浄化槽を使用している方は、浄化槽法に基づき、浄化槽の種類や規模に応じた保守点検を行ってください。
保守点検とは
保守点検とは、浄化槽が正常に機能しているかを確認し、必要に応じて機器の調整や修理、消毒剤の補充などを行う作業です。
浄化槽には、汚水を処理するためのさまざまな装置が設置されています。
これらの装置が正常に動いているか、浄化槽内の状態に問題がないかなどを定期的に確認することで、浄化槽を適切な状態に保ちます。
保守点検では何をするの?
保守点検では、浄化槽の種類や構造に応じて、主に次のような確認を行います。
- 浄化槽本体や内部の状態の確認
- ブロワーなどの機器の動作確認
- 汚泥などの状態の確認
- 消毒剤の残量確認や補充
- 水の流れや処理状況の確認
- 必要に応じた機器の調整や修理
- その他、浄化槽の正常な機能を維持するために必要な点検
点検の内容は、設置されている浄化槽の種類や規模などによって異なります。
保守点検は誰に依頼するの?
保守点検は、都道府県知事の登録を受けた浄化槽保守点検業者に依頼してください。
浄化槽の所有者や使用者が自分で判断して点検するのではなく、専門の業者に依頼して適切な点検を行うことが大切です。
保守点検の回数
保守点検を行う回数は、浄化槽の種類や処理方式、規模などによって異なります。
浄化槽法に基づいて定められた回数以上、定期的に保守点検を行ってください。
具体的な点検回数については、契約している保守点検業者または担当窓口へご確認ください。
保守点検と法定検査の違い
「保守点検をしているから、法定検査は必要ない」と思われることがありますが、保守点検と法定検査は別のものです。
保守点検
浄化槽が正常に機能するよう、定期的に点検や調整を行うものです。
法定検査
浄化槽の設置状況や維持管理状況、放流水の水質などを確認するために行う検査です。
保守点検を業者に依頼している場合でも、法定検査を受ける必要があります。
【浄化槽の法定検査について】
保守点検の記録について
保守点検を行った際には、点検の結果や実施内容などが記録されます。
これらの記録は、浄化槽を適切に管理していることを確認するためにも重要です。
保守点検の記録は、適切に保管してください。
浄化槽を使用するときのお願い
日常の使用方法によっては、浄化槽の機能に影響を与える場合があります。
次のことに注意してください。
- トイレに異物を流さない
- 油や生ごみなどを流さない
- 浄化槽の電源を切らない
- ブロワーなどの機器の周囲に物を置かない
- 洗剤などは適量を使用する
- 浄化槽に異常がある場合は、保守点検業者などに相談する
浄化槽から異臭や異常がある場合
浄化槽から悪臭がする、水の流れが悪い、ブロワーが動いていないなどの異常がある場合は、放置せず、保守点検業者へご相談ください。
異常をそのままにすると、浄化槽の機能が低下したり、周辺の生活環境に影響したりする場合があります。
保守点検を適切に行いましょう
浄化槽は、適切な維持管理を行うことで本来の機能を発揮します。
保守点検、清掃、法定検査は、それぞれ役割が異なります。
浄化槽を使用している方は、定期的な保守点検を行うとともに、清掃や法定検査も適切に実施してください。
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